2015年8月16日日曜日

No.011(エジソン)

古今東西偉人の学び方 エジソン

 1931年10月21日、アメリカ全土の電灯が1分間だけすべて消えた。3日前に亡
くなった”世界の発明王”に敬意を表したのだ。
 エジソンは、近所でも有名ないたずらっ子。度重なるエジソンのいたずらのせい
で、彼が7歳のときに、一家は引っ越しをしている。また、転校先でも、教師へのあ
まりの質問攻めに、小さな学校ではエジソンに対応しきれなくなり、8歳でやめさせ
られている。
 しかし、小学校を”放校”になってからが、エジソンの真骨頂だった。
 母親・ナンシーの個人教授で、10歳にしてエジソンは、『ローマ帝国衰亡史』(ギ
ボン作)、『シェークスピア作品集』、『英国史』(ヒューム作)などを読んでい
る。こうして、膨大な読書量に裏打ちされて、のちに、世界に比類なき発明を成し遂
げた。12歳から列車の売り子を始めても、中継駅のデトロイトで5〜6時間フリーに
なった時間を利用して、毎日のように市立図書館へ通った。ついには、理科系の本
も、文学も哲学書も、すべて読破してしまった。
 いつも膨大な量の本を読んでから発明に取りかかるため、研究所の中に図書館も
作ったほどである。
「私は図書館を読んだ」という名言も、こうした経験からくる自信の表れであろう。



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