2015年8月16日日曜日
有名人の聖書観 Part Ⅳ(神を信じた科学者たち)
有名人の聖書観 Part Ⅳ
神を信じた科学者たち
【ガリレオ・ガリレイ】
「より高いものを見上げる人は、よりすぐれた人です。そして、哲学(今日の科学に
相当)の本来の対象である自然という壮大な書物を調べることは、まさに、高いもの
を見上げる方法なのです。
この書物で読むことはすべて、全能の造り主の御業であって、それは、この上なく
素晴らしいことですが、中でも造り主の見事な御業をもっとも明らかに示すものに
は、最大の価値があります。
人間の理解が及ぶ自然物すべての中で、宇宙の造りこそは第一である、と私は思い
ます。というのは、すべてを含むその大きさにおいて他のすべてのものに優っている
ように、それは他のすべてのものの規範として、高貴さにおいても他のすべてのもの
に優っているに相違ないからです。」(「天文対話」の冒頭からの引用)
「『聖書』も自然の現象も、ひとしく神の言葉に由来しています。前者は聖霊の命令
として、後者は神の命令を忠実にとり行うものとして。」(クリスティーナ大公妃へ
の手紙からの引用)
【ヨハネス・ケプラー】
「私はこれを発表しようと思います、自然という書物の中において認められることを
望みたもう神の栄光のために。………私は神学者になるつもりでした。私の心は長い
間落ち着きませんでした。しかし今こそ、天文学においても、神に栄光を帰すること
ができたのです」(恩師のメスリントン教授への手紙からの抜粋)
Johannes Kepler 1571〜1630 ドイツの天文学者。惑星の運動に関する3つの法則を
確立し、それらを立証した。これらの法則は現在、ケプラーの法則として知られてい
る。
【フランシス・ベイコン】
「わずかな、あるいは、浅はかな知識は、人間の精神を無神論に傾かせるが、その道
にもっと進めば、精神は再び宗教に立ち帰るのであって、このことは確実な真理であ
り、経験から得られる結論である。」
「これらのことは、私自身にはよらないということを知るがゆえに、仕事の初めに当
たって、私はいとも謙遜にまた熱烈に、父なる神、子なる神、聖霊なる神に祈るので
す。人類の悲しみを覚え、また、短く悪しき我らが日々を過ごすこの人生の行程を覚
えて、神が、人類一家に、私の手を通して新しい恵みを賜わらんことを。」
(「ノヴム・オルガヌム」の序文からの引用)
イギリスで16・17世紀に政治家、哲学者、文学者として活躍した。エリザベス女
王およびジェイムズ一世の治世で、ベイコンは政治家としてその二人に仕えた。国内
的には、シェイクスピアが現れて演劇が盛んになり、国外的にはスペインの無敵艦隊
を打ち破って海外に進出する基礎ができるなど、英国ルネッサンスと呼ばれる内外と
もにイギリスが発展した時代の人である。
【ウィリアム・ハーヴェイ】
「自然は一巻の書物であり、神がその著者である。」
William Harvey 1578〜1657 イギリスの医師。血液の循環と、心臓がその推進には
たす役割を発見し、ガレノスの理論に異議をとなえ、近代生理学の基礎をきずいた。
【ウィリアム・ハーシェル】
「人類のあらゆる発見は、聖書に納められている真理をいよいよ強く証拠だてる目的
でなされるに過ぎないように思われる」
William Herschel 1738〜1822 ドイツ生まれのイギリスの天文学者。天文学に多大
な業績をのこした。
【コトン・マーサー】
「神の創造のわざである『自然の書』を学ぶことは、神の言である『聖書』を理解す
る上できわめて有益である。」(「キリスト教自然学者」からの抜粋)
「科学に対する彼(コトン・マーサー)の関心を助長させたものはキリスト教であっ
た。また、社会的福祉に対する彼の配慮を鼓舞したのもキリスト教——ことに敬虔派
の影響を受けたカルヴィニズム——であった。この二つ、すなわち科学とキリスト教
的人道主義とが、彼のきわめて優れた業績の主要な動機であった。この両者は、互い
に強めあって、医学の領域ではひときわ優れた成果を示したのであった。」(アメリ
カの医学史研究家のビール及びシュライオク博士の言葉からの引用)
【ベンジャミン・フランクリン】
「私は長老教会の会員として敬虔な教えを受けて育った。………神の存在、神が世界
を創造し、摂理にしたがってこれを治めたもうこと、神の最も嘉したもう奉仕は人に
善をなすことであること、霊魂の不滅、すべての罪と悪行は、現世あるいは来世にお
いて、必ず罰せられ、または報いられること等については、私は決して疑ったことは
ない。」(「自叙伝」からの引用)
Benjamin Franklin 1706〜90 アメリカの政治家・文筆家・外交官・哲学者・科学
者。アメリカ独立革命と連邦共和国建国に多大な貢献をした、アメリカ史上もっとも
重要な政治家のひとり。
【ジム・アーウィン】
(アポロ15号宇宙飛行士)
「私は……他の宗教を……批判しようとは思わない。しかし、イエス・キリストは神
の子だったのだ。イエスは神そのものなのだ。神がこの地上に人間の姿をとって降り
てきた。これは人類史上最大のできごとだ。その教えが、仏陀の教えやモハメッドの
教えより力強く、より多くの真理を含んでいるのは当然のことではないかね。」
「聖書は神のことばだ。私はそのすべてを信じる。正直にいえば、細かい点では幾つ
かの疑問がある。しかし、その疑問は自分の理解がいきとどかないための疑問だと
思っている。しかし、根本的なところはすべて信じている。イエスが神の子であり、
処女から生まれ、罪なき人生を送り、全人類の罪を背負って十字架にかけられ、その
三日後に復活し、昇天したというようなことはすべて真実だと思っている。」
「……宇宙空間から地球の姿を見たとき、この地球が宇宙において全く特別の存在で
あることがどう否定しようもなくわかった。地球と、地球以外の宇宙のすべてとは、
全くの別物なのだ。その否定しがたい事実が目の前に突きつけられる。
そのとき、これは神の直接の創造物以外ではありえないと思った。天文学が進歩
し、宇宙の遠いかなたの情報が沢山入るようになって、より一層たしかにわかってき
たことは、この広い宇宙のどこにも地球以外には生命がないということだ。我々はこ
の広い宇宙の中で全く孤独なのだ。
この地球にだけ神の手が働き、我々が創造されて生きているのだということには疑
問の余地がない。これほど見事な、美しい、完璧なものを神以外に作ることはできな
い。結局、科学は宗教に対立するものではない。科学は神の手がいかに働いているか
を、少しずつ見つけ出していく過程なのだ。
だから、科学が、一見、宗教の教えと矛盾しているような場面でも、科学がより高
次の段階にいたれば、その矛盾は解消するものだと思う。科学はプロセスなのだ。だ
から、科学の側でも、宗教の側でも、お互いに敵視するのは誤りだ。」
【ウィリアム・D・フィリップス】
(1997年ノーベル物理学賞受賞者)
米「Religion Today」通信によると、このほどノーベル物理学賞を受賞した米国の
ウィリアム・D・フィリップス氏(48)は熱心なクリスチャン。
授賞が発表された10月15日の記者会見で「神は我々に、住み、そして探求するため
の信じられないほど魅力的な世界を与えられた」と語った。
フィリップス氏は、メリーランド州ガイサーズバーグのフェアハーベン合同メソジ
スト教会で聖歌隊を組織し、賛美している。同氏はまた日曜学校で教え、聖書研究を
導き、子供たちが礼拝説教を理解できるように設けられた「子供の時間」を指導して
いる。
土曜日になると、高齢の教会員で視覚が不自由になった人の外出を手伝い、買い物
や夕食に同伴するという。研究所を訪れる仲間の科学者を教会に連れて来ることもよ
くある。
クリスチャンとしての生活は研究生活以上のものだ、とフィリップス氏はインタ
ビューで言っている。キリストが人々を招いておられる「豊かな生活」とは、人々が
多彩な関心をもって活動することであり、それは「さまざまな方法で我々の霊と魂を
祝福する」のだ、と言う。働きの中で、キリストの教えは「人々を尊敬し、利用した
り業績を横取りしようとはしない」ことを意味している。
フィリップス氏は、キリストについて仲間の科学者と話をするが議論はしない。そ
れは神の存在を確信させるのに効果的でないと信じているからだ。
「私は宇宙で神の御手を見るが、他の人たちは同じものを観測していても見てはい
ない。」
信仰と聖書とをとてもまじめに受け止めている科学者が多数いることを理解してほ
しい、と語る同氏の姿勢は、学者の前にクリスチャンであることを示している。
(1997年11月2日 リバイバル新聞の記事より引用)
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