2015年8月16日日曜日

No.129(初めての電球 - トーマス・エジソン)

初めての電球  

真に他の人を許した人、その人は電球を発明した、あのトーマス・エジソンです。何
百回にも渡って実験を重ねるという苦労の末、ついに電球が完成しました。やっと、
歴史上初の電球が出来上がったのです。
エジソンの心は喜びと誇りでいっぱいでした。この瞬間を何年間も夢見てきたのです
から。
「ジミー、これを二階に持って行っておくれ。」 
エジソンはそう言って、若い助手のジミー・プライスにその電球を手渡しました。
ところが、次の瞬間、何かが割れる音がしました。エジソンが振り向くと、彼の大切
な電球が床の上で粉々になっているではありませんか。ジミーが手を滑らせて電球を
落としてしまったのです!
エジソンは何も言いませんでしたが、その心中は察することができます。しかし、エ
ジソンは黙って作業台に戻ると、もう一度電球の製作に取り掛かりました。二個目の
電球が出来上がるのには何日もかかりました。しかしとうとう完成し、その電球は
製作者の前の作業台の上に置かれました。
そしてエジソンは、最初の電球を壊した助手を許したというしるしに、とても寛大な
ことをしました。
にっこりほほ笑むと、エジソンはその新しい電球をジミーに手渡して、こう言ったの
です。
「ジミー、今度は慎重に!」 
エジソンはジミーにもう一度チャンスを与えたのでした。ジミーは、今度はもう電球
を壊したりはしませんでした。
こうして、今日の世界に、何億もの電球が存在するようになったのです。


【トーマス・エジソン】
光、暖かさ、健康、力はすでにもう存在しているのですから、スイッチを入れさえす
ればよいのです。電線そのものは別に何でもありません。絶縁された二、三本の銅線
にすぎないのです。
しかし、その線の中をプラスとマイナス二つの電流が流れると、すべてが変わってき
ます。暗黒は失せ、冷気はなくなり、仕事もたやすくできるようになります。
聖書は単なる本にすぎませんが、神の御霊によって霊感されている聖書の各ページ
を、神の義と愛とが、プラス・マイナス二つの電流のように流れ、キリストの十字架
で合流しています。聖書だけが、私たちに救い主を示してくれます。そのことによっ
て聖書は、私たちの全生涯を造り変えることができる力の泉となるのです。
あなたは誘惑にあい、疑惑と敗北と弱さに満ちたご自分の生活に倦み疲れてはいませ
んか。また、不安や心配にあきあきしてはいませんか。
スイッチを入れなさい。聖書を読みなさい。

Thomas Alva Edison  1847〜1931 アメリカの発明家。電球、発電システム、録音
装置、映写機などを発明または改良して、現代社会の形成に大きな影響をおよぼし
た。
晩年は主として、以前の発明を改良したり、完成させたりする仕事をつづけ、生涯で
1300もの発明をし特許をとった。そのために不眠不休の研究生活をおくったが、ほと
んどの発明が、それまでの科学的な知識をつかっているという意味で、エジソンは科
学者というよりも技術者だったといえる。



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