2015年8月15日土曜日

No.065(「究極のプラス思考の土台」)

「究極のプラス思考の土台」

仮にコップにいっぱいだった水が、半分に減ってしまったとします。あなたは「まだ半
分も残っている」と見ますか、それとも「もう半分しかない」と見ますか。どちらで
しょうか。コップの中に水が半分入っているという事実は変わりませんが、失ったもの
に目を留めるマイナス思考と、残っているものに目を向けるプラス思考で、随分気持ち
が変わりますね。どんな悲惨な状況の中でも、考え方ひとつで自分は恵まれていると感
謝する事ができます。
田原米子さんは、高校2年生の時、東京新宿駅で小田急線の電車に飛び込み
ましたが、奇跡的に一命を取り留めました。自殺未遂から1カ月後、両足と左腕
そして右手の指2本がないことを知ります。その後、しばらくの間なくしたもの
だけを見て、落ち込み苦しみました。
しかし、幸いなことに彼女は入院中、クリスチャンの人達と出会い、心が変えられて行
きました。田原さんは、こう言っています。「自分は、今までは恥ずかしい存在だと劣
等感を持っていました。最初から何もできないと考えていました。しかし、できないと
思ったらできるものもできなくなる、できるか、できないかはやってみなければわから
ない、と気づきました。
今までは、指が『二本もない』とばっかり思っていましたが、『指が3本もある』と考
えられるようになりました。」彼女のこの発想の転換の背後には、キリストを信じる信
仰による心の変化があったことは注目すべきことです。愛の神と出会い、自分がかけが
えのない存在であることを知って、前向きに生きる心が生まれたために、『指が3本も
ある』と考えられるようになったのです。徹底したプラス思考は単なるテクニック以上
のものです。自分を無条件に愛して下さる神を知り、この神を信じることは、究極のプ
ラス思考の土台となります。

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