協力者は成功の秘訣
「ソニー」では盛田昭夫氏と井深大氏が、「本田技研工業」では本田宗一郎氏と
藤沢武夫氏が、「松下電器産業」では松下幸之助氏と高橋荒太郎氏が強力なタッ
グを組み、クルマの両輪の役目を果たして会社を成長に導いてきました。
ソニーにおいては、井深大氏が、早稲田大学在学中に「走るネオン」を発明。その
のち「戦時科学技術研究会」で、盛田昭夫氏と運命的な出会いをします。
井深氏と盛田氏はソニーをつくりましたが、盛田氏は国際派の人で、海外マーケテ
ィングを強力に展開。「世界のソニー」を築き上げました。
そこには、「新しい商品」を開発する井深氏と、「新しい市場開拓」に手腕を発揮する
盛田氏の強力なタッグがあったのです。二人のうち、どちらがいなくても「世界のソ
ニー」はありませんでした。
一方、本田技研においては、本田宗一郎氏は技術者、開発者であって、実務や会社
経営には全くといっていいほど明るくありませんでした。一方、藤沢武夫氏は経営手
腕のある人でした。彼ら二人が強力なタッグを組んだので、会社は大きく成長してい
くことができたのです。
また松下電器を立ち上げた松下幸之助氏は、若い頃、改良ソケットを考案した人です。
学歴も資力もないところから事業をおこし、巨大な会社をつくりましたが、彼のそばに
は高橋荒太郎氏など、すぐれた協力者たちがいました。
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