2015年8月15日土曜日

No.085(水の効用)

水の効用

体重の50%から65%は水です。筋肉は75%が水、脳は70%から85%が水、そ
れに水を含んでいないように思える骨でさえ、50%が水です。これでおわかりのよう
に、すべての体の機能に水が必要であり、重要な役割をしています。
例えば聞くこと、見ること、血液の循環にも水が必要です。それに水なしでは、まばた
きすることも、話すこともできません。脳を使って考える時にも水が必要なのです。
私たちの体が効率よく機能するかしないかは、水を飲む量によって決まると言っても、
言い過ぎではありません。
風邪をひきやすいのも、水分不足からのことがあります。ウィルスが体内に入ると、通
常私たちの体は、それを攻撃し殺します。でも血液中に十分な水がないとその働き
が弱くなります。十分な水を飲み、ウィルスに負けない体にしましょう。
水分が不足すると、腎臓が効率よく働けなくなり、腎臓がすべき仕事を肝臓が引き
受けます。肝臓の本来の主な働きは、脂肪を代謝してエネルギーにかえることです。肝
臓が腎臓の仕事を引き受けると、肝臓には負担になり、本来の仕事である脂肪
代謝が十分に出来なくなり、肥満につながり、それが他の病気へと進んでゆきます。肥
満予防のためにも、十分な水を飲みましょう。
脳の細胞は70%から85%が水です。ふさぎ込んだり、イライラする時は、水分不足
の場合があります。怒りっぽかったり、疲れている時は、水を飲むと、症状がおさまる
ことがあります。脳を健康的に活発に働かせるためには、水を欠かすことは出来ませ
ん。また水を飲むことにより、便通がよくなったり、口臭を防ぐことが出来たり、肌の
かさつきがなくなったりします。清涼飲料水や、アルコールは、水に砂糖や化学物
質が含まれているもので、水を飲む効果は、得られません。

1.目覚めてすぐコップ1〜2杯の水を飲む(冬はなまぬるい湯がよい)。
2.消化を助けるために、水は食間に飲み、食事中や、食前15分〜30分位、食後
1〜2時間位は、水を飲まないようにする。
3.一日に必要な水の量は、おおよそコップに6〜8杯ですが、尿の色が透明にな
るまでを目安とするとよい。

(参考文献Newstart, Dr. V.W.Foster)
筆者プロフィール:壷田 淳子
1990年から1994年まで米国ウィマーでニュースタート健康プログラムを学ぶ。
ウィマーには、大学、高校、健康改善センターがあり、筆者は、大学で学びながら、
ニュースタートの料理教室で働く。

これからさらに暑くなってきて、知らず知らずのうちに汗が出ていることも多くなって
きます。私自身この話を聞いて今までの経験を改めて思い返してみると、のどが痛く
なったり風邪を引く兆候を感じる前、体がどのような状態であったかというと、水分不
足のことが多かったように思います。
尿がいつも真っ黄色のあなた!!かなりの水分不足です!!
専門書を読んでみると、みんな普段の生活の中で軽い脱水症状になっていること
が多いそうです。これからの季節は特に、意識して水分を補給することが大切です。
体からの信号を敏感に感じて、体が水分を欲したらすぐに補給するようにしましょう!


0 件のコメント:

コメントを投稿