2015年8月15日土曜日

No.076(「リーダー成功の秘密」)

「リーダー成功の秘密」

ある経済雑誌の記者が、松下幸之助さんに「松下さんは日頃から、事業を繁栄発展させ
るのもつぶすのも、結局はリーダー次第だということをおっしゃっていますが、リー
ダーに大事な心得とはどんなことですか」
と尋ねた時、松下さんはこう応えたそうです。「まあ、賢い人は会社を興し、国を興
す。しかしまた同時に、賢い人は会社をつぶし、国をつぶす、ということが言えます
な。平凡な人は興しもしない代わりにつぶしもしない。ま無難にいく。
だから賢い人は、一面非常に希望がもてるけれども、一面非常に危険である。そして興
す人とつぶす人のあいだにどれだけの差があるかというと、もう紙一枚の差もないんで
すね。」その紙一枚分もない差について、さらに松下幸之助さんは、こう語っていま
す。
「わたしは今までずいぶん人を使ってきて、いろんなことがありましたが、おおむねう
まくいきました。けれどもときにはやっぱり失敗する人もある。”あのしっかりした男
が”というようなことになるわけですが、同じようにしっかりしていて成功していく人
とのあいだに、どのような違いがあるかを煎じつめていくと、失敗する人には、結局”
私”というものがあるんですな。 
一方、成功する人には”私”というものがない。賢さは一緒である。しかしちょっと私
心が入る。そうすると非常に差がでて来るんです。だから、わたしは、私心にとらわれ
ないように、ということを始終自分に言い聞かせているんですよ。 
自分の仕事は天下の預かりものや。だからこれを大事にして大いにやらなければなら
ん。遠慮せずにやっていい。けれどもそれは、あくまで公の立場に立っての判断、行動
でなければならない。ところが、どうしても個人的な欲望であるとか私心が出てきがち
である。それが出てくると危険だから、わたしはいつも自分と葛藤しているんです。」

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