2015年8月16日日曜日

No.122(トーマス・エジソンと新渡戸稲造)

トーマス・エジソンと新渡戸稲造

「これからの機械文明の時代を生きるには、心の進化が必要です。」

数々の発明を成したエジソンも、晩年は霊界と来世の研究に没頭した。「自分が何者
かによって生かされ、使命を与えられている。私の成した多くの発明は、全てその何
者かのほんの一部分に過ぎない」と感じるに至ったエジソン。
彼は、日本人の精神性の高さに深い興味(関心)を抱き、新渡戸稲造の著した「武士
道」を愛読した。
新渡戸稲造の母親は武士の妻として、稲造を厳しく育てた。「お前もお父様やおじい
様のような立派な人間になるのです。偉い人になるまでは帰ってきてはいけません」
と稲造をつき離し、一人勉学のために送り出した。

「母子が別れて暮らすことに年老いた私でさえ耐えられるのですから、若いお前が耐
えられないはずはありません」———厳しく突き放した母親の手紙を読む稲造。その
母親の期待に答えるべく必死で勉学に励む稲造の姿。彼は人類愛に燃え、洗礼を
受ける。そして、ジャンヌダルクに憧れ、自分の全身全霊を神と人類の為に捧げ尽く
すことを誓う。

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